社団法人 日本動物愛護推進協会

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お別れ

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ペットと供に暮らすことで幸せホルモンの分泌が良くなり、癒され楽しい時間を過ごすことができます。しかし、避けて通れないのがお別れです。ペットは人間よりも寿命が短いため、ペットの最期を考えてあげることが大切です。酷いように思われるかしれませんが、最期を考えておくことで、心残りの少ないお別れをすることができます。では、実際にどんな事を事前に考えておき、最期が来た場合どうすれば良いのでしょうか。


ペット霊園・葬儀社をある程度事前にリサーチしておく

慌てて決めてしまい、失敗したり後悔する事がないように、事前にインターネットの口コミなどを参考に調べておきましょう。日本は、ペットの葬儀に関して十分な法整備が進んでおりません。中には非常に悪質な業者も存在します。大切なペットが亡くなってしまったときのことなんて考えたくない、という思うでしょうが、実際に悪質な火葬業者を選んでしまったことで、きちんとお別れができずに苦しんだ飼い主さんは沢山いらっしゃいます。どんなに悲しくても愛犬とのお別れのときに辛い思いをすることのないよう、きちんと調べておきましょう。

ペット霊園やペット葬儀社を事前に決めるポイント

  • きちんとしたペット霊園組合に加入している
  • 親身な対応。スタッフの対応が良い
  • 施設の清潔感。設備。
  • 夜間の受付が可能
  • 年間の葬儀実績
  • 霊安室が完備

  • 最後にしてあげれること

    飼い主さんは皆、ペットが苦しむことなく、家族みんなが一緒にいるときに眠るように息を引き取ってくれることを願っていると思います。 ですが、犬も年を取ると病気がちになります。ペットが苦しむ様子から目を背けたくなったり、介護生活に疲れてしまうこともあると思います。でもペットには、飼い主さんの疲れや悲しみが理解できません。仮に獣医さんから余命宣告を受けても、ペットが悲観的になることはありません。ペットにとっては、飼い主さんから笑顔がなくなってしまうのが一番辛いことです。ペットとの残された時間に「大好きだよ」「ありがとう」の気持ちをたっぷり伝えてあげてください。残念ながら突然のお別れがきた場合も「大好きだよ」「ありがとう」の気持ちを伝えてあげてください。きっと届くと思います。ペットは大好きな飼い主さんの空気を読む力に優れています。飼い主さんの苦しみや悲しみといった負の感情が、表情や声を通してペットに伝わり、悲しみを感じるようになってしまうのです。辛いでしょうが、笑顔で穏やかにペットに接し、たくさん名前を呼んであげ、なでてあげましょう。それが、ペットにとって、幸せな最期となります。また、そうして接したことで、飼い主さんは、「あの子は最期まで幸せだった」「心穏やかに最期を迎えることができた」と納得することができ、その気持ちがペットが旅立った後に大きな支えをなることでしょう。

    看取り方

    自宅で看取る場合に準備するもの

  • ペット霊園のアクセスの確認。電話番号
  • タオル(汚物が出る場合があります。)
  • 保冷剤(腐敗してきますので、内臓のあたりに設置します。霊園によっては保冷室を完備して預かってくれる霊園もあります。)
  • 霊園まで移動させる綺麗な箱(底にビニールをひいてその上にタオルをひきましょう。)
  • 脱脂綿(口や肛門に詰める。時間が経つと口や肛門から体液や汚物が出てくることがあります。)

    ペットの死後硬直は大きさにもありますが、だいたい2時間程度で始まります。手足からお腹、頭部といった順番で硬直します。硬直すると棺やケースに収める時に手足がきちんと入らなくなってしまいます。出来るだけ体に触れないように気をつけてください。

  • まぶたを閉じる。
  • 手足を胸の方にそっと寄せてあげる。
  • ペットの自然な体制にしてあげる。
  • やさしくカラダをふいてあげてください。
  • お湯でぬらしたガーゼや布で毛並みや尻尾を整える。
  • 口や肛門に脱脂綿などを詰める。
  • 霊園移動までに時間がある場合は、燥防止のため、時々、目や口に水を浸す程度あげる。