飼い主のモラル
動物を飼うことは、動物の命を預かることです。飼い主は、動物が健康で快適に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。
飼い主の方へ [守ってほしい5か条]
【1】動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
【2】人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
【3】むやみに繁殖させないようにしましょう動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。
【4】動物による感染症の知識を持ちましょう動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。
【5】盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。
環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 参考文献
- 「譲渡でつなごう!命のバトン」【平成28年9月発行】
- 「捨てず 増やさず 飼うなら一生」【平成25年9月発行】